なるべく核心には触れないよう注意しておりますが、鑑賞前の方はご遠慮ください。
【ストーリー】
まどかへの想いを果たせぬままに取り残された魔法少女・暁美ほむらは、彼女の残した世界でひとり戦い続ける。懐かしいあの笑顔と再びめぐり合うことを夢見て-
【鑑賞前】
今月一番期待しているのが魔法少女まどか☆マギカの完全新作。本当に今月観られるんだね。まどかに会えるんだね。新しい魔法少女「百江なぎさ」も気になる気になる。正直に言うとね、完成度がどうだとか全くもってどうでもいい。まどかに会えるだけでいい。いやマミ先輩も…。あーあ、僕もはやく概念になりてーなー。
【感想】
さて、今回も池袋サンシャインのレイトショーで鑑賞してきました。
客のいりは、スゴい!
雨降る火曜の夜だってのに150名いってるかな。男女比5:5。
客層は触れませんが想像通り。
劇中ずっとトイレ我慢してて、映画おわってすぐにトイレに駆け込むとね、両脇にメガネ男子がきて僕を挟んだ。メガネとメガネに挟まれたんだけど、僕ももともとメガネだから特になにか起こったわけじゃないんだけど、メガネ3本並んだの。両脇のメガネはおともだち同士なんだけども。
少し間を置いてから右側の子がひとりごとのように天を仰いで「やっと逢えたね」ってつぶやいて、ちょっとビクッてなって。
と思ったら左側の子がこれまた天を仰いで「…ああ。やっとだ」ってつぶやいて。
つられて僕も天を仰いで小便しました。
なんだろこれ。
パンフレットも凝った作りでして、こういうの作るお仕事してる立場から言わせてもらうと売値1000円でこれほどの加工施すとほとんど利益出ません。利益度外視の【初回版】パンフは今のうちにGETしておこう。いい仕事してるパンフなのでこれは是非購入しておきたいところ。
観賞後にお読みください!と注意書きが書かれたシールで封されていましたが構わず封切って鑑賞前に熟読。それほど重要な部分は書いていないので個人的には鑑賞前に目を通した方がいい内容だと感じますね。ある程度の知識をいれておいた方が細部に目が届きますので僕は読んでおいてむしろよかった。
結論から言うとね。
最高におもしろい。
もともと「まどかマギカ」を好きになったのは、内容よりもテキスタイルを切り貼りした魅せるデザインが気に入ったからだったんだけど、前半部分ではこのテキスタイルを魅せる魅せる。額縁にいれて飾っておきたいカットばかりがこれでもかと続き、上映開始10分しないうちにチケット代還元できた。ダリも嫉妬でヒゲ禿げるレベル。
それに主要キャラ5人の魔法少女全員をしっかり魅力的に目立たせていてね、これまで僕は「鹿目まどか」「巴マミ」が好きだったんですが「暁美ほむら」「美樹さやか」「佐倉杏子」それぞれの魅力に今回は気付かされて、ついに順位をつけられない状態になってます。
戦闘シーンもかっこ良さがパワーアップしておりまして、すこしネタバレしますけど「巴マミ」と「暁美ほむら」がガチ対決するんです、今回。
この対決は武器もいいわテンポもいいわアングルもいいわでデュフフフフでした。
めっちゃ言いたいけれど言えない核心の部分、映画のなかでいっちばん盛り上がるところなんてね、エヴァ破のラスト(サードインパクト)級の高揚感が襲ってくる。
濁して言うと、ほむらが覚醒するんだけど、このほむら覚醒がやばい。
ここまでは満点でした。
★2つ減らした理由はちょっとラスト15分ほどが蛇足だったかなと。
「世界」のレイヤーを重ねすぎていて、せっかく高揚した気持ちが「世界」切り替えることによって一旦リセットされちゃうんですね。さっきのレイヤーで最高に昂ってたんだぜ?世界戻してそっち見せろよ!ってなる。なんならほむら覚醒でぶつ切りでもよかった。そのあとのことは観客に丸投げでもよかった。監督は丁寧なんですよ。これは松本人志も見習うべきですけど劇中できゅうべえに説明させることで違和感なく物語を補完できるようちゃんと練っている。うまいなあと思うわけです。でも今回はちょっと丁寧すぎたんじゃないかなあと、もう少し観客の思考レベルを信頼してみてもよかったのではないかという思いが拭いきれなかった。
こんなことを突っ込んでる僕の思考のほうが蛇足っちゃ蛇足なんでしょうけどね。
それとこれは完全に僕が悪いんですけども、僕はつい「震災以後の世界」といいますか、あの悲劇が起こってしまって、それを僕らは巻き戻したくてもできるわけなくて、受け入れなきゃいけない。じゃあ震災の傷を僕らはどうやって乗りこえて、なにをもって救いとするのか、みたいな震災以後の絶望と希望を魔法少女たちの戦いをとおして感じたかったというのがあったんです。おまえが勝手に考えろですよ。魔法少女たちに、もっといえば「まどかはおれの神」と祈り、震災以後を託そうとした自分に失望したのであって、映画はわるくないんですけども、小さな失望を心に残してしまったんです。
ほんとうはあれこれ考えずたのしめる映画です。
とにかく魅せます!映像美に痺れます!
今いちばん劇場でみてほしい作品「魔法少女まどかマギカ[新編]叛逆の物語」
オススメします。
【ストーリー】
まどかへの想いを果たせぬままに取り残された魔法少女・暁美ほむらは、彼女の残した世界でひとり戦い続ける。懐かしいあの笑顔と再びめぐり合うことを夢見て-
【鑑賞前】
今月一番期待しているのが魔法少女まどか☆マギカの完全新作。本当に今月観られるんだね。まどかに会えるんだね。新しい魔法少女「百江なぎさ」も気になる気になる。正直に言うとね、完成度がどうだとか全くもってどうでもいい。まどかに会えるだけでいい。いやマミ先輩も…。あーあ、僕もはやく概念になりてーなー。
【感想】
さて、今回も池袋サンシャインのレイトショーで鑑賞してきました。
客のいりは、スゴい!
雨降る火曜の夜だってのに150名いってるかな。男女比5:5。
客層は触れませんが想像通り。
劇中ずっとトイレ我慢してて、映画おわってすぐにトイレに駆け込むとね、両脇にメガネ男子がきて僕を挟んだ。メガネとメガネに挟まれたんだけど、僕ももともとメガネだから特になにか起こったわけじゃないんだけど、メガネ3本並んだの。両脇のメガネはおともだち同士なんだけども。
少し間を置いてから右側の子がひとりごとのように天を仰いで「やっと逢えたね」ってつぶやいて、ちょっとビクッてなって。
と思ったら左側の子がこれまた天を仰いで「…ああ。やっとだ」ってつぶやいて。
つられて僕も天を仰いで小便しました。
なんだろこれ。
パンフレットも凝った作りでして、こういうの作るお仕事してる立場から言わせてもらうと売値1000円でこれほどの加工施すとほとんど利益出ません。利益度外視の【初回版】パンフは今のうちにGETしておこう。いい仕事してるパンフなのでこれは是非購入しておきたいところ。
観賞後にお読みください!と注意書きが書かれたシールで封されていましたが構わず封切って鑑賞前に熟読。それほど重要な部分は書いていないので個人的には鑑賞前に目を通した方がいい内容だと感じますね。ある程度の知識をいれておいた方が細部に目が届きますので僕は読んでおいてむしろよかった。
結論から言うとね。
最高におもしろい。
もともと「まどかマギカ」を好きになったのは、内容よりもテキスタイルを切り貼りした魅せるデザインが気に入ったからだったんだけど、前半部分ではこのテキスタイルを魅せる魅せる。額縁にいれて飾っておきたいカットばかりがこれでもかと続き、上映開始10分しないうちにチケット代還元できた。ダリも嫉妬でヒゲ禿げるレベル。
それに主要キャラ5人の魔法少女全員をしっかり魅力的に目立たせていてね、これまで僕は「鹿目まどか」「巴マミ」が好きだったんですが「暁美ほむら」「美樹さやか」「佐倉杏子」それぞれの魅力に今回は気付かされて、ついに順位をつけられない状態になってます。
戦闘シーンもかっこ良さがパワーアップしておりまして、すこしネタバレしますけど「巴マミ」と「暁美ほむら」がガチ対決するんです、今回。
この対決は武器もいいわテンポもいいわアングルもいいわでデュフフフフでした。
めっちゃ言いたいけれど言えない核心の部分、映画のなかでいっちばん盛り上がるところなんてね、エヴァ破のラスト(サードインパクト)級の高揚感が襲ってくる。
濁して言うと、ほむらが覚醒するんだけど、このほむら覚醒がやばい。
ここまでは満点でした。
★2つ減らした理由はちょっとラスト15分ほどが蛇足だったかなと。
「世界」のレイヤーを重ねすぎていて、せっかく高揚した気持ちが「世界」切り替えることによって一旦リセットされちゃうんですね。さっきのレイヤーで最高に昂ってたんだぜ?世界戻してそっち見せろよ!ってなる。なんならほむら覚醒でぶつ切りでもよかった。そのあとのことは観客に丸投げでもよかった。監督は丁寧なんですよ。これは松本人志も見習うべきですけど劇中できゅうべえに説明させることで違和感なく物語を補完できるようちゃんと練っている。うまいなあと思うわけです。でも今回はちょっと丁寧すぎたんじゃないかなあと、もう少し観客の思考レベルを信頼してみてもよかったのではないかという思いが拭いきれなかった。
こんなことを突っ込んでる僕の思考のほうが蛇足っちゃ蛇足なんでしょうけどね。
それとこれは完全に僕が悪いんですけども、僕はつい「震災以後の世界」といいますか、あの悲劇が起こってしまって、それを僕らは巻き戻したくてもできるわけなくて、受け入れなきゃいけない。じゃあ震災の傷を僕らはどうやって乗りこえて、なにをもって救いとするのか、みたいな震災以後の絶望と希望を魔法少女たちの戦いをとおして感じたかったというのがあったんです。おまえが勝手に考えろですよ。魔法少女たちに、もっといえば「まどかはおれの神」と祈り、震災以後を託そうとした自分に失望したのであって、映画はわるくないんですけども、小さな失望を心に残してしまったんです。
ほんとうはあれこれ考えずたのしめる映画です。
とにかく魅せます!映像美に痺れます!
今いちばん劇場でみてほしい作品「魔法少女まどかマギカ[新編]叛逆の物語」
オススメします。